ミライへの地図

40代サラリーマンです。40代のからの学びや体験、悩み、子育てなどを主に綴っていきます。読者の方の学びや気づきのお手伝いが出来たらと思います。

子供の心が伝わってきます。「はじめてのおつかい」

こんにちはyasuです。

 

今日は筒井頼子さん 林明子さんの「はじめてのおつかい」を取り上げたいと思います。

 

コロナウィルスの影響で休校になっている学校や幼稚園、保育園も多いかと思います。こんな時は家で本を読んで過ごすのもいいですよね。この絵本はイラストがすごく丁寧でお話だけでなく、イラストを見ているだけでも退屈しません。ではいってみましょう。

 

 

 

 

どんな本

 

  • 作者 筒井頼子  

  • 絵  林明子

  • 出版社 福音館書店

  • 出版日 1977年 4月1日

  • 対象年齢 読んであげるなら3歳 自分で読むなら小学校低学年

 

対象年齢もありますが読み聞かせなら2歳からでも構いと思います。話自体はすごく読みやすく、ひらがなが読めれば、年長からでも読める絵本だと思います。

 

 

 

 

あらすじ

 

 ある日、みいちゃんはママに赤ちゃんのミルクを買うおつかいを頼まれました。みいちゃんにとってははじめてのおつかいです。お店に行く途中、自転車に驚いたり、坂で転んでお金を落としたりとドキドキしながら道を進んでいきます。お店についてもお店の人に気づいてもらえずにドキドキ。小さな子供の視点から、はじめてのおつかいをする時の興奮と不安などの感情が伝わってくる絵本です。

 

 

読んでみて

 

この絵本は話も絵も非常に丁寧に作られています。

 

 

はじめてのおつかいを頼まれた時のびっくりがみいちゃんの後ろ姿から伝わってきます。4ページでみいちゃんを見送るママの「任したけど、大丈夫かな」といった心配そうな表情がなんとも言えません。この表情を見てると、みいちゃんのママになり見送っている気持ちになります。

 

 

おつかいに行く時のみいちゃんの心の状態も話と絵から凄く伝わってきます。

 

 

5ページの後ろ姿は責任感と自信にみちあふれています。「ひゃくえんだまをふたつ もらって、てに しっかりにぎりしめ」と書いてあるのも、おつかいを頑張るといった感情が現れていて私の好きな場面です。

 

 

みいちゃんは店に行く途中で色々な体験をします、何気ない自転車のベルに驚き、友達にあった時には「お買い物にいく」といったときの会話などは、少し誇らしげにも見えます。

 

 

上りの坂道で急にテンションが高くなり駆け足をして転んでお金を落としたり、いざお店の前に立つと緊張と怖さで中々大きな声を出せなかったりと自分も子供の頃はこんな漢字だったと思い出します。

 

 

みいちゃんが牛乳を買って帰り、坂道を下っていくとママが待っていてくれている場面は、ママも家で待つのは心配だったんだと親の心が伝わりホッコリします。

 

 

子供にとってはみいちゃんを通じて一人でおつかいをしている気になる絵本です。この絵本は息子が2歳から3歳にかけて読み聞かせをしていましたが、一時期ハマって何回も読み聞かせをせがまれて、絵本を暗記するぐらい読んだ経験があります。それだけ話に夢中になれる絵本です。

 

 

絵でも楽しめます。

 

 

話だけでなく、この絵本を手にとられたら絵をよく見てください。風景が本当にキレイに描かれています。また色々な遊び心も満載です。15ページの掲示板にある、張り紙の猫は絵本のどこかに隠れています。同じページの絵画教室も絵本のどこかに描かれています。

 

 

絵本の裏表紙には、はじめてのおつかいを終えてくつろいでいるみいちゃんがのっていますが、こけた足に絆創膏が貼ってあり細かい描写には驚きました。

 

 

みいちゃんの表情や背景に描かれている家や木などいくら見てもあきません。

 

 

最後に

 

少し古い本ですが、はじめてのおつかいはどの子供でも不安なものです。子供の心理状態を丁寧に描いており、また大人の立場で読むと、子供見送る不安な気持ちも伝わってくる良書です。絵も先に書いたようにキレイで絵だけでも見る価値のある絵本です。

私も息子と絵だけを見て、ここに猫がいるなど見返して遊んだりもしました。

 

未読の方は是非、手にとって見てみてください。

 

ではまた。